Geant4 Tutorial @ Japan 2007

17-19 Oct, 2007 @ RCNS, based on Geant4 9.0.p01

概要 / Welcome

コライダー実験ソフトウェア研究会にて、Geant4講習会2007を開催します。

今回の講習会は、コライダー実験をはじめとする高エネルギー実験向けのコース内容とします。学部4回生、修士課程の学生を主な対象とし、Geant4初心者レベルから中級レベルを含む講義内容を予定しています。講義は、Geant4の最新リリース版である9.0.p01に基づいて行います。また、演習の時間を設けて、実際にGeant4を動かし、簡単なシミュレーションプログラムの作成を行います。参加者はノートパソコンを持参してください。また、以下のインストラクションに従って、各自でGeant4の環境をセットアップしておくことを講習会前の宿題とします。

事前準備 / Installation

演習の時間があまりとれませんので、各自で環境構築をしてくることを講習会前の宿題とします。質問、トラブル等は、g4tut07@geant4.kek.jpまで問合せ下さい。

演習はLinux環境で行います。持参するノートパソコンのOSは、Windows XP/Vista、Linuxのどちらでも構いません。

Windows XP/Vistaユーザ

今回、Windowsユーザに対しては、VMWareで構築されたScientific Linux 4.5ベースのゲストOS環境を提供します。VMware Player (無償)を使うことで、Windows環境のユーザでも、Linux環境を体験できます。ゲストOSには、Geant4、ROOT、gLite-UIの環境がプレインストールされています。ゲストOSの利用には、8GBのHD空き容量が必要となります。PCのメモリは、1GB以上実装していることを推奨します。 こちらの手順に従って、VMware player、ゲストOSのインストールを行って下さい。

Linuxユーザ

Linuxユーザの方は、Geant4の開発環境をあらかじめ構築してきてもらいます。最近のLinuxディストリビューションであれば特に問題ありません。SL3、RedHat ES4/5クローン (SL4/5, CentOS等)、openSUSE、Ubuntu等で動作確認されています。gccなどの開発環境をインストールしておいてください。gccのバージョンは、3.2.3移行が必要です。gccバージョン4系の方がより高いパフォーマンスが得られます。Intel Core2等の64bit環境(X64)でも問題なく動作します。こちらの手順に従って、必要なソフトウェアのインストールを行って下さい。

Mac OSXユーザ

Mac OSX上でもLinuxとほぼ同様に動作可能です。OSX 10.4 (Tiger)、X11環境、開発環境であるXCode 2.4等が必要になります。今回の講習会では、Mac OSXでの環境構築はサポートしません。自分で環境構築できるスキルがある方は、Macを持参してきても構いません。[参考情報]